皆さんこんにちはポンドパーソナルジムの三浦です。( ^0^)/
今回は子供の成長についてのトピックです。子供が適切に成長しているのかどうか、何を基準に判断すればよいのか悩むこともあるでしょう。このブログを書いている私も
1児の父になり、子供の発育について学ぶべき事が多くあります。
現代は情報が溢れていて調べれば学べる環境にあります。
しかし、情報が多すぎて何を選択していったらいいのか分からなくなってきますよね。
そんなときに参考になるのが「スキャモンの成長曲線」です。
今回は、この成長曲線について詳しくご紹介します。
スキャモンの成長曲線の概要
スキャモンの成長曲線は、1920年代に「Scammon, Dr. Richard Everingham」によって発表された、子供の成長パターンを示すグラフです。(図1) スキャモン博士は、成長の速度が「脳や神経、骨、筋肉、臓器、リンパ組織、生殖器など」の部位によって異なることに着目し、以下の4つの主要な成長パターンに区別しました。
一般型成長曲線:身長や体重、臓器、骨格系、血管系など、身体全体の成長を示します。この成長は出生から思春期にかけて一定のペースで進み、思春期に急激な成長が見られます。
神経系成長曲線:脳や神経系の成長を示します。出生から幼少期にかけて急速に発達し、約6歳までに成人の90%程度の大きさに達します。
リンパ型成長曲線:免疫系の一部であるリンパ組織の成長を示します。この成長は幼少期に急速に進み、思春期前にピークを迎え、その後成人期に向けて減少します。
- 生殖器成長曲線:思春期における生殖器官の成長を示します。この成長は思春期まで比較的遅いペースで進み、思春期に急激に成長します。
このように発育の時期によって
伸びる速度が身体の部位によって異なります。
そのため、速い時期からウエイトトレーニングをすれば筋肉が付くというわけではありません。
時期に合ったトレーニングを行うことが大事になってきます。
成長曲線から見る年齢別のトレーニングについて
下の図は年間発達量を年齢別に「動作、身長、持久力、筋力」の4つに分けたモデルです。
スキャモンの発育曲線よりさらに運動に特化した発達のモデルのため、こちらを参考に年齢別のトレーニングについて触れていきます。
年齢別のトレーニング
【0~5歳】
誕生から5歳までは神経の発達が著しい。そのため月齢に合ったおもちゃなどを触れさせ指先の感覚を養うようにしていくことが大事です。
モンテッソーリの本にこのような事が書かれています。
「人間は脳が発達したので,手が使えるようになった」と思っている方が多いようですが、それは逆です。手を使うことで脳が発達したのです。」
(藤崎達宏. 2018. 0~3歳までのモンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!. 三笠出版.)
このことから赤ちゃんの時に様々なものに触れさせていく事で、脳が発達しやすくなり神経の伝達も良くなっていくという事ですね。
【5~8歳(プレゴールデンエイジ期)】
この年齢では神経系の発達が盛んな時期です。鬼ごっこやボール遊び、水泳、マット運動、縄跳びなどの活動的で多種多様な遊びを取り入れた動きをする事がこの時期には良いとされています。
【9~12歳(ゴールデンエイジ期)】
この時期は見たことのない動きを何度か見ただけで、すぐに行える「即座の習得」がみられます。
野球、バスケットボール、バレーボール、器械運動などの様々な種目を経験させて神経の発達を促しましょう。
体力面では持久力が伸びやすい時期のため、様々な動きによる持続する運動を行うことが必要と考えられています。
プレゴールデンエイジ期で培った基礎があるかないかで、この時期の動作の習得にも違いが現れる可能性があります。
【中学校時期(13歳ごろ)】
この時期からは神経の発達はすでにピークを迎えているので、体(骨や筋肉など)の発育がラストスパートにむけて促進していきます。
この時期は速い筋肉が成長してくる時期でもあるので、より速く、強くを意識したトレーニングが有効と言われています。
男の子であれば骨の成長も急速に成長していき、筋肉が遅れて成長していくので筋肉が硬くなりやすい時期でもあります。
そのためストレッチで筋肉をほぐすこと、成長期のため栄養をバランス良く摂ることを推奨します。
【15、16歳~20歳以降】
この時期には発育の最終段階を迎え、大人の身体へとほぼ近づいていきます。
この時期には筋力が付きやすい時期でもあるため、短時間にパワーを出力するトレーニングやジャンプ動作などのプライオメトリックス、ウエイトトレーニングなどを取り入れていく事が重要です。
【注意事項】
※アスリートと同じトレーニングや負荷でいきなり行わず個々の筋力レベルや動作のレベルに合わせた負荷から始める事。
調子に乗って重量を足して、フォームを疎かにすれば怪我をする。
そして個人的にはフォームが悪い事で必要のない所に効いてしまい、別の筋肉が適応する可能性があるのでフォームは常に良く行う意識で取り組みましょう。
【ウエイトトレーニングを行っていく上での考え方】
①にフォーム
②に重量を足す(1~2.5kgずつと徐々に足す)
③成長しない時に現時点のトレーニングを疑う(動作修正、負荷 or 回数修正、レスト、セットの組み方、動作スピードなど)
この3つを基礎としてウエイトトレーニングを行ってみると同じトレーニングでもより自分で深堀ってトレーニングができるようになってくるのでは無いかと考えています。
ウエイトトレーニングの基礎としてまずはこちらの「トレーニングをするなら知っておいて欲しい!トレーニングの7原則 」をお読み理解を深めた後にトレーニングを実施すると良いです。
スキャモンの成長曲線の信頼性と限界
信頼性
スキャモンの成長曲線は、長期間にわたる多くのデータを基に作成されており、子供の成長パターンを大まかに理解するための信頼できるツールとされています。
限界
一方で、スキャモンの成長曲線にはいくつかの限界も存在します。まず、個々の子供の成長には大きなばらつきがあるため、すべての子供がこの曲線に正確に当てはまるわけではありません。現代の栄養や生活環境の変化を必ずしも反映していない可能性があるのでそこは注意しましょう。
まとめ
スキャモンの成長曲線は、子供の成長を大まかに理解する上で有効なツールです。しかし、個々の成長にはばらつきがあるため、他の要因も併せて総合的に評価することが重要です。
親としては、子供の成長を温かく見守りながら、その年代に合った必要なサポートをしていくことが大切だと感じています。
お知らせ
当パーソナルジムで新しく「個別トレーニングメニューの作成」を限定10名様まで実施致します。
内容としましては、
①カウンセリング
まず初めにカウンセリングを行いお客様の目的や現在のトレーニング内容、食事、身長、体重などをお聞きします。
↓
②個別メニューの作成
カウンセリングの情報を元に個人の目的、筋力レベルに合わせたメニューを作成致します。
↓
③ご自身でのトレーニング実施
トレーニングメニューを元に個人でジムに通いトレーニングして頂きます。
このようにお客様のお悩みをお聞きし、それに対するトレーニングメニューを提供後に
ご自身で行っていただく形になっております。
【トレーニングメニューの作成がおすすめな方】
・初心者の方:トレーニングを始めたばかりで、効果的なメニューの作り方が分からない方。
・忙しい方:仕事や家庭の都合でパーソナルトレーニングに通う時間が取れない方。
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・特定の目標を持っている方:筋力向上、瞬発力向上など、具体的な目標を達成したい方。
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そうする事でこちら側もその具体化した質問により的確にアドバイスを提供できると考えていますので、1ヶ月8回までの質問とさせて頂きます。
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それではまた~ノシ
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