ポンドパーソナルジム 羽島

皆さんこんにちは!ポンドパーソナルジムの三浦です。^o^/

筋トレで筋肉を鍛えられる事は、皆さん承知されていると思います。筋肉の奥にある骨も同時に鍛えられているのもご存じでしょうか?

今回はそんな「骨の作られる仕組み」から、「若返りホルモン」について知って頂き、筋トレ(運動)が健康にどれだけの効果をもたらすかをお伝えできればと思います!

それでは、骨の作られ方から見ていきましょう。

私たち人間の骨は、「破壊と形成」を繰り返しています。破骨細胞が骨を破壊する事を骨吸収、骨芽細胞が骨を形成する事を骨形成と言って破壊と形成のサイクルがぐるぐると回っています。
これを骨代謝(骨のリモデリング)と言います。

この破壊と形成が年齢や女性の場合は特にホルモンの関係により破壊の割合が多くなります。

基本的に最大骨量は20~30代でピークとなります。
その後は維持、そして女性の場合は50代頃に来る閉経後に「エストロゲンの分泌低下」により骨量が著しく低下します。

【閉経後の骨代謝】
50代頃には高回代謝回転が起き
・破壊する破骨細胞が抑制できず骨吸収が促進 ↑up
・骨を作る骨形成 -stay-
破壊が優位になる
破壊 (増加) >形成 (普通)

60~70代以降は低代謝回転が起きる
・破壊する骨吸収が落ち着く -stay-
・骨を作る骨形成が減少する ↓down
単純に骨を作る細胞が減少し、破壊が進む
破壊 (普通) >形成 (減少)

骨形成に重要な考えとしてウォルフの法則とピエゾ効果の二つがあります。

ウォルフの法則


ウォルフの法則とは、
骨は外力に応答してその形、強度、密度を変化させている」という概念です。


どういうことかというと「骨は高ストレスの領域で強くなり、低ストレスの領域では弱くなる」と筋骨格キネオロジーの書籍でも紹介されています。

寝たきりの状態や怪我などでギプスで固定されて無負荷(低ストレス)になると筋力は著しく減少していきます。
これは宇宙飛行士にも似たようなことが起こります。
地球と違い宇宙は無重力のため(無負荷)筋力低下と骨密度の低下が激しく、地球に帰ったときは立てなくなり、歩行もままならなくなります。

骨のピエゾ効果
骨のピエゾ効果とは、
骨に圧力を加えると振動により圧電効果(ピエゾ効果)という現象で骨がマイナスに帯電。
血中のカルシウムのイオンはプラスなので、運動などで骨を刺激するとカルシウムのプラスがマイナスに引き寄せられて骨は丈夫になる。



「運動などで骨に圧力が加わるとカルシウムがくっつきやすくなる」と考えて頂ければと思います。

オステオカルシンは、骨を形成する骨芽細胞から分泌されるたんぱく質です。

ホルモンとしての作用もあり、膵臓のβ細胞に働いてインスリン分泌を促したり、脂肪細胞に働きインスリン感受性を高めたりする効果も報告されています。

つまり…筋トレは最強
そして骨を強くするにはある程度の負荷も必要です。
若いうちからトレーニングをして、筋肉と骨貯金を貯めておきましょう。

そして…骨は良くも悪くも破壊され、新しく作られます。それが悪い姿勢の状態、異なる身体の使い方による刺激で骨が新しく作られると骨の変形に繋がっていきます。
骨の変形についてはまた別の記事で紹介していこうと思います!

ではまた~ノシ

【参考書籍】
筋骨格系のキネシオロジー 原書第3版 – Elsevier eLibrary

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