本記事では、減量やダイエットを目指す際に避けるべき油について詳しく解説します。
適切な油の選択は、健康的な体重管理において重要な要素です。
特に、カロリーが高く、栄養価が低い油を避けることで、減量を効果的に進めることができます。
それでは、減量時に注意すべき油の種類とその理由を紹介します。
目次
減量やダイエット時に避けるべき油
①トランス脂肪酸
トランス脂肪酸は、加工食品やファーストフードに多く含まれており、心臓病や肥満のリスクを高めることが知られています。
これらの脂肪は、体内での代謝が難しく、体重増加を引き起こす可能性があります。
減量を目指す際は、トランス脂肪酸を含む食品を避けることが重要です。
②飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は、主に動物性脂肪に含まれ、バターやラード、脂身の多い肉に多く見られます。
これらの脂肪は、コレステロール値を上昇させる可能性があり、心血管疾患のリスクを高めることがあります。
減量中は、飽和脂肪酸の摂取を控えることが推奨されます。
③植物油(大豆油、コーン油、キャノーラ油など)
精製された植物油(例:大豆油、コーン油、キャノーラ油など)は、加工過程で栄養素が失われ、オメガ-6脂肪酸やビタミンEが多く含まれています。
販売時点で酸化が進んでいる可能性があるかもしれないので減量中は、オリーブオイルやアボカドオイルなどの未精製の油を選ぶことが望ましいです。
④高カロリーのドレッシングやソース
市販のドレッシングやソースには、植物油が含まれていることが多く、カロリーが高くなりがちです。
これらを多く摂取すると、減量の妨げになります。
ノンオイルなど脂質が少ないドレッシングを使用し、カロリーを抑えることができます。
トランス脂肪酸以外は、身体に悪いというよりは量に気を付けた方が良い油というニュアンスで受け取っていただければ幸いです。
続いてダイエット時に取った方が良い油を紹介します。
ダイエット時に摂取した方が良い油
①オリーブオイル
オレイン酸という一価不飽和脂肪酸(オメガ9)を多く含んでおり、心臓に良い影響を与えるとされています。
サラダや料理の仕上げに使うと、風味をプラスしつつ健康的な脂質を摂取できます。
②アボカドオイル
森のバターと言われているアボカド。
オリーブオイルと同様に、一価不飽和脂肪酸が豊富で、抗酸化作用もあります。
※サラダにかけたり、加熱にも強い油です。
③ナッツ類や種子の油(アーモンドオイル、亜麻仁油、チアシードオイルなど)
これらはオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸を含み、炎症を抑える効果があります。
サラダやスムージーに加えたり、亜麻仁油やチアシードオイルは冷たい料理で使うのが良いです。
※(加熱すると酸化しやすい油なので、サラダにかけたりしましょう。)
④ 魚の油(EPA/DHA、オメガ3)
青魚に多く含まれるEPAやDHA(オメガ3)は、脂肪燃焼をサポートし、心臓や脳の健康にも良いとされています。
サプリメントで摂取するか、サバ、イワシ、サケ、サーモン、トロ、あんこうのきもなどの魚を食事に取り入れましょう。
※DHA/EPAは熱に弱く焼いたり、揚げたりするとDHAやEPAが減少しやすいので、蒸し魚、煮魚や刺身などの加熱によるDHAの損失が少ない調理法がおすすめです。
⑤ MCTオイル
MCTオイルには中鎖脂肪酸(MCT)が含まれており、エネルギーとしてすぐに利用されやすく、脂肪燃焼を助けるとされています。
サラダやコーヒーに少量加えるなど、適量を守りながら使うと効果的です。
※料理や飲み物に入れる食用オイルなので、加熱調理には適していません。
まとめ
減量中でも脂質は重要な栄養素であり、完全に避けるべきではありません。
むしろ、質の良い油を適量摂取することで、ホルモンバランスや健康を維持しつつ、効率的に体脂肪を減らすことが可能です。
しかし油は全体的にカロリーが高いので、自分の身体に合った量に調整しながら摂取を心がけましょう。
「ちなみにな話」
実は脳の60%は脂肪で構成されています。(エネルギーとして糖質が使われる。)
その中でもDHAは神経伝達物質の量を増やし、情報伝達の能力を向上させる働きがあると言われています。(わかさ生活の記事より引用)
お魚天国の歌にも「魚を食べると頭が良くなる」と歌詞がある通り、DHA/EPAが多く含まれている魚を食べる事は脳の健康に良い効果を与える事でしょう。
それではまた~( ・∀・)/