ダイエットを成功させるためには、体のエネルギー消費の仕組みを理解することが重要です!
今回の投稿では、「総エネルギー消費カロリー」、「基礎代謝、活動代謝、DIT(食事誘発性熱産生)」の3つについて詳しく解説します。これらを把握することで、より効果的にダイエットを進めることが可能になります。
総消費カロリーとは?
1日における総エネルギー消費カロリーとは、「基礎代謝、活動代謝、DIT」の3つを合計したもので、この3つの合計により人間の総エネルギー消費カロリーが決定します。
ダイエットを成功させるためには、総消費カロリーを把握し、摂取カロリーを適切に調整することが重要です。
摂取カロリーが総消費カロリーを下回ることで、体は蓄積された脂肪をエネルギー源として利用し、体重を減少させることができます。
続いては「基礎代謝、活動代謝、DIT」の3つをそれぞれ分けて見てみましょう。
①基礎代謝
基礎代謝とは、安静時における体のエネルギー消費量を指します。つまり1日ゴロゴロして何もしていなくても消費するカロリーです。
これは、心臓の鼓動、呼吸、体温の維持など、生命維持に必要な基本的な機能を行うために必要なカロリーです。
基礎代謝は個人の年齢、性別、体重、筋肉量などによって異なり、一般的には全体の消費カロリーの約50〜60%を占めます。
②活動代謝とは
活動代謝とは、日常生活や運動によって消費されるカロリーのことです。これには、歩く、走る、家事をするなどの身体活動が含まれます。
活動代謝は個人のライフスタイルや運動習慣によって大きく変動し、基礎代謝に次いで重要な要素です。
運動を増やすことで、活動代謝を高め、ダイエットを促進することが可能です。
一般的には、全体の消費カロリーの約20〜30%を占めます。
③DIT(食事誘発性熱産生)
DITとは、食事を摂取した際に消費されるエネルギーのことを指します。食事を消化・吸収・代謝する過程でエネルギーが消費されます。これがDITです。
一般的に、DITは総消費カロリーの約10%を占めると言われています。
高タンパク質の食事はDITを高める傾向があり、ダイエット中は意識的に取り入れると良いでしょう。
ゆっくりよく噛んで食べる事も、消化・吸収が十分にされ、食事の時間が長くなり体温の上昇時間も長くなる傾向があるので、日々取り入れやすいテクニックの一つです。
※噛む回数の目安として一口20~30回が理想と言われています。
やってしまいがちなあまり食べないダイエット
食べないダイエットは基礎代謝の消費カロリーを下回ったダイエットになりやすく、身体が低燃費状態になりやすいです。
食事から摂取しているカロリーも少ないので、体内の脂肪や筋肉でエネルギーを補い短期的には痩せて見えるが筋肉量も失いやすいため、長期的に見ると健康的に良いとは言えません。
基礎代謝以上、総消費カロリー以下で食べて、トレーニングをして筋肉を付けながら痩せる事が健康的になる上では大事なことです。
自分の基礎代謝を知るには?
当ジムのホームページには、PFC計算ツールがございます。
上から「性別、年齢、身長、体重、活動レベル」を入力して頂けると「基礎代謝、体重維持のカロリー(メンテナンスカロリー)、減量カロリー、増量カロリー」が算出されるようになっていますのでぜひお使いください。
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PFC計算ツールページはこちら
まずは自分が1日どれだけ消費しているかを理解する事で、初めて1日何を食べていいのかが分かります。
ダイエットは、まず自分を知ることからスタートなのです。
まとめ
ダイエットにおいては、総エネルギー消費があり、その中の「基礎代謝、活動代謝、DIT」の3つの要素を理解する事が重要です。これらを意識した食事や運動を取り入れることで、より効果的にダイエットを進める事に繋がります。
まずは自分自身の基礎代謝を理解し、基礎代謝以上は摂取して低燃費にならないようにしましょう!
1日の総消費カロリー(体重維持カロリー)を越してしまうと太ってしまうので、そこは注意が必要です!
食事を変える事が難しい方は良く噛むことから始めてみると良いと思います。
ではまた~ノシ
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